こんにちは、当ブログの管理人保育士のさくらです。当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。
今回は、【子どもの噛みつき】特に、【0歳~3歳】の噛みつく原因と未然に防ぐ予防法&具体的な対処法について、お話していきます。
保育園でも、保育士の悩みの1つに噛みつきがあります。
乳児期・幼少期特有の噛みつく原因がありますので、一緒に見ていきましょう。
噛みつきは、親の愛情不足ではない
保育園でも噛みつきが多く、子どもの噛みつきは親の愛情不足だから…。と、そんな根拠もない言い方をする先輩保育士がいました。
私はとっさに、どうしてそんなことが言えるんですか?と言い返したことを思い出します。
でもやはり、「愛情不足なのかな。育て方が悪いのかな。」と悩んでしまうこともあると思います。
しかし、決して愛情不足だなんてことはありません。この記事をご覧になられたと言うことは、愛情があるという証拠です。
色々いう人もいるけれど、気にしてはいけませんよ。
本当に愛情がない人は、検索したりしません。
噛みつきの原因
1.歯茎がむずがゆいから
乳児における噛みつきの主な原因は、歯茎がむずがゆいから。
歯が生え始めてくる5~6ヶ月頃から見られるようになります。
歯茎がむずがゆくなり、それを紛らわせようとして、お父さんお母さんの手やおもちゃを噛んでしまうと言われています。
この時期の噛みつきは、条件反射のようなもので悪気はないので、特に心配はいらないでしょう。
この時期の噛みつきには、歯固めがおすすめです。
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・愚図りの解消
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2.自分の気持ちを上手く言葉で伝えられないから
1~2歳頃に多い噛みつきの原因は、言葉の発達がまだ未熟のため、自分の気持ちを言葉で表現できないからです。
この時期は、自我も芽生え始めるため、「自分が!自分の!嫌!」という感情が出てきます。
しかし、その気持ちを言葉で上手く伝えられずに、「噛みつく」という行動が出てしまう。これは、自分の気持ちを表していることが考えられます。
逆に言えば、言葉で上手く伝えることができれば、噛みつきも落ち着いてくるでしょう。
3.関わり方がわからないから
保育園で、実際にある光景です。
・朝、保育室に入ってくるなり、お友達に噛みつく
・通りすがりに噛みつく
・取り合いなどのトラブルがないのに噛みつく
これは、特に攻撃性があるわけではなく、挨拶の1つと捉えているのかもしれません。
また、「挨拶がしたい・お友達と遊びたい・お友達大好き・楽しい」という気持ちを表現してる可能性もあります。
4.気持ちの表れ
「寂しい、僕を見て、私を見て」という、甘えたい気持ちから、親や先生を噛んでしまうこともあります。
甘えたい気持ちをしっかりと受け止めてあげましょう。
抱っこやギューっとするもの効果的です。
噛みつきを未然に防ぐ予防法
1.噛み噛みおもちゃを渡す
乳児の噛みつきは、前項で歯がむずがゆいから、というお話をしました。
歯固めなどの、噛んでも安全なおもちゃを手渡してあげましょう。
この時期の赤ちゃんは何でも口に入れたり舐めたりしますので、誤飲には十分注意してあげてくださいね。
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2.子どもの気持ちを代弁してあげる
お友達や兄弟への噛みつきの多くは、「おもちゃを貸してほしい」「あそんでいる物をとられた」という、願望や嫌な感情が表れた時です。
言葉で伝えられないから噛みついてしまうので、そこで大人が代弁してあげることで、噛みつく以外の方法、言葉で伝えていくことを学んでいきます。
例えば…
・おもちゃを貸してほしいとき➡「おもちゃ貸して」「つぎ貸して」
・おもちゃを取られたとき➡「おもちゃ返して」「ぼく(わたし)が遊んでいるから待ってて」
・一緒に遊びたいとき➡「一緒に遊ぼう」「入れて」
など、言葉での伝え方を教えてあげましょう。
代弁してあげることで、子どもは自分の気持ちを分かってもらえた、と安心するでしょう。
3.密を避ける
保育園など、子どもが密集していると噛みつきやトラブルが多くなりますので、密にならないよう、おもちゃの置く場所を工夫することも大切です。
4.気持ちの安定を図る
気持ちが落ち着かないと、トラブルが多い傾向にあります。
親子のスキンシップを多く取ったり、睡眠、食事、規則正しい生活を心掛けてあげましょう。
たくさん一緒に遊んであげることも大切ですが、寝る前に1度、抱きしめながら、大好きだよ!と声をかけるだけでも気持ちは安定します。
是非やってみてください。
5.子どもをよく見る
子どもを見ていると、何となくトラブルが起きそうな雰囲気が分かると思います。
つい、ママ友同士の話に夢中になってしまい、子どもから目が離れてしまう。という経験、あると思います。
「え~見てなかった~」という時に、トラブルは起きてしまうんですよね。
とっさの時に対応できるよう、子どもから目を離さず見守ってあげましょう。
噛みつきをしてしまった時の具体的な対処法
誰かを噛みついてしまってら、「ダメでしょ!何やってるの!」と一方的に怒ってしまうと思います。
これはNGなです。
子どもは怒られたことに対しての恐怖や不安で泣くだけで、噛みつきはいけないこと!とは、理解できていません。
また、自分の気持ちを分かってもらえないもどかしさ、イライラから、再び噛みつきが起きてしまう可能性もあります。
では、どのような対処をしたらよいのか、具体的に見ていきましょう。
1.子どもの気持ちを受け止める
まずは、怒りたい気持ちをグッとこらえて、子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
例えば…
・おもちゃを取られて嫌だったから噛んじゃったんだね
・おもちゃを貸して欲しくて噛んじゃったんだね
・嫌な気持ちになっちゃったから噛んじゃったんだね
と、どうして噛みついてしまったのかを、言葉にだして伝えてあげることで、子どもは、自分の気持ちを分かってもらえた、と落ち着いてくるでしょう。
2.きちんと話をする(叱る)
子どもは、泣いている時や興奮しているときに、何を言われても聞き入れません。
余計にイライラして逆効果になってしまうので、話をするのは、子どもの気持ちが落ち着いてからにしましょう。
また、だらだらと小言を言っていても伝わりません。
しっかり目を見て、噛むことはいけないこと。噛まれた子は痛くて悲しい思いをしていること。
そして、どうすればよかったのか、噛みつく以外の方法を教えてあげましょう。
・「おもちゃを貸して欲しかったときは、貸してって言おうね。」
・「おもちゃを取られて嫌だったときは、やめて、取らないで、って言えるかな」
など、言葉での伝え方を教えてあげてください。
言葉がまだ難しい場合は、ジェスチャーを教えてあげるのもいいですね。
・貸して欲しいときは、手の甲と平を3回叩いて、「か・し・て!」
・返して欲しいときは、腕を組んでほっぺを膨らませて怒った顔をする。
など保育園でも、教えています。
まとめ
噛みつきは、成長とともに落ち着いてきます。
お友達を噛んでしまったりすると、育て方が悪いのかな~とショックを受けてしまうこともあると思います。
でも、親御さんが悪いわけではありません。
時期的な行動なんだと割り切り、怒ってしかるのではなく、落ち着いてゆったりした気持ちでお子さんと向き合い、正しい行動を教えてあげて欲しいと思います。
保育園の先生に、「○○ちゃん、またお友達を噛んじゃって…。」と言われた日は、たくさん抱きしめてあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様の一助になれば幸いです。
さくら🌸