こんにちは、当ブログの管理人保育士のさくらです。当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。
保育園に通っていると多くの感染症にかかりますよね。
その感染症の一つ、【ヘルパンギーナ】についてのお話です。
ヘルパンギーナは乳幼児の間で流行する夏風邪の一種で、毎年5月頃から夏に流行します。しかし、近年の気温上昇、温暖化の影響もあるのか、私の勤める保育園では、10月上旬に園児が感染し、その後4名、職員1名がヘルパンギーナに感染しました。
一度感染したからと安心できない、何度もかかる可能性のある感染症です。
ヘルパンギーナの主な症状から保育園の対応、お休みしないといけないのか、気になる『登園目安や呼び出し』などについてまとめました。
★『とびひ』に感染した場合の保育園の対応はこちらからご覧になれます。

ヘルパンギーナの主な症状
ヘルパンギーナは、エンテロウイルス属のA群コクサッキーウイルスなどが原因で起こる感染症です。
ヘルパンギーナの主な症状
- 発熱:38~40℃前後の高熱が1~3日ほど続く
- 喉の痛み:喉の粘膜が赤くなり、痛みを感じる
- 水泡:喉の奥に小さな水泡ができる
- 潰瘍:水泡が破れて浅い潰瘍になる
ヘルパンギーナ感染で注意する事
ヘルパンギーナは、喉の痛みを伴いますので、子どもは口の痛みから不機嫌になり愚図ったり、食事はもちろん、水分も取れなくなってしまうこともあります。乳児は特に、脱水に注意が必要です。
★イオン飲料でお子さんの脱水から守りましょう。
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ヘルパンギーナはどうして保育園で感染しやすいの?
ヘルパンギーナの感染経路は、経口感染、接触感染、飛沫感染です。
経口感染:糞口感染、便と一緒に排泄されるウイルスが口に入って感染します。
接触感染:感染者の便や鼻水、唾液などが付着したものを触ってしまうことで感染します。例えば、ドアノブ・コップ・タオルなど、手や口から感染します。
飛沫感染:感染者の咳やくしゃみからウイルスが飛び、それを吸い込むことで感染します。
ヘルパンギーナの症状が出るまでの潜伏期間は2~4日程度と言われています。
保育園は子ども同士が密着して遊ぶことが多く、裸足で生活している保育園が多いでしょう。常に鼻水、咳、くしゃみをしている園児も多数います。マスク着用も難しいため、『知らず知らずのうちに感染が広がってしまう』ということになります。
そしてヘルパンギーナの感染は、1~4歳頃の乳幼児(5歳以下が全体の90%以上)を占めていますので、まさに保育園は感染しやすい環境となっています。
ヘルパンギーナに感染しない為にはどうしたらいいの?
ヘルパンギーナの流行シーズンには、手洗いやうがい、おむつ替え後はしっかりと石鹸で手洗い、食器やタオルの共有をしないなどの基本的な感染症対策を行うことが大切です。
★感染予防の一つ足洗いが効果的
ヘルパンギーナに感染したらどうしたらいいの?
お子さんに、発熱や喉の痛み、機嫌が悪い、食欲がない、普段食べる物も嫌がるなどの症状がある場合、早めに医療機関を受診し、ヘルパンギーナの診断が出ましたら、保育園にも忘れずに連絡を入れてください。
保育園により、登園目安が異なることもありますので確認することをおすすめします。
ヘルパンギーナに感染、保育園の登園目安は?
ヘルパンギーナは、学校保健安全法では「第三種感染症」に指定されており、「第二種感染症」であるインフルエンザのように休まなければならない期間等の明確な指標はありません。全身状態が改善すれば登園可とされています。
全身状態の改善とは!
保育園登園目安
- 熱が平熱に下がる
- 口や喉の水泡や潰瘍、痛みがない
- いつも通りの食事が摂れる
熱が平熱に下がり、口や喉の水疱や潰瘍、痛みが消え、いつも通りの食事が摂れるようになることが登園の目安になります。
※熱が平熱に下がるとは、朝も夜も熱が上がらないことです。「夜は熱があったのですが、朝は下がっていたので連れてきました。」という保護者の方が多いのですが、朝も夜も熱のないことが平熱に下がった(解熱した)ということです。また、熱がないからと、食事が摂れない状態での登園も多いです。食事が摂れないのは、口の中の痛みや症状が改善されていないことが考えられますので、しっかり治るまで登園は控えるようにしましょう。
★口が痛い時は柔らかく、のど越しのいいものを食べさせてあげましょう。
ヘルパンギーナの疑いや登園後に呼び出しされる場合も
保育園でヘルパンギーナに感染の園児が出ている場合、食欲がなく、口の中に水泡のような疑うがある場合等、保育園が定めているお迎え基準に達していない場合でも早めのお迎えを依頼することもあります。
また、症状が治まり登園しても、元気がない、食事が摂れないという場合もお迎えを依頼することがありますので、連絡が取れるようにしておいてくださいね。
★【保育園の洗礼対策】慌てない為に、合わせてご確認ください。

まとめ ヘルパンギーナに効く特効薬
ヘルパンギーナは乳幼児にかかりやすい感染症の一つです。薬で早く治したいと思うところですが、ヘルパンギーナに効く特効薬は今のところありません。
熱があったり口が痛い、体調が悪い、そんな時の子どもの一番の特効薬、『ママと一緒にいること』です。傍にいるだけで安心します。
お子さんの日頃の様子を観察し、いつもと様子が違う、何かおかしい。このような直感は、結構当たるものです。お仕事をされていると大変ですが、お子さんの体調を優先していただきたいと思います。
